ざ っ く り コーヒー

スペシャルティーコーヒーの世界をざっくり紹介。

スペシャルティなコーヒーをざっくり

最近良く耳にするスペシャルティコーヒー。このコーヒーを使った新しいムーブメントとしてブルーボトルコーヒーなどを中心としたサードウェーブ(第三の波)が押し寄せてきました。そもそもスペシャルティコーヒーって今までと何が違うんでしょうか。

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品質がダントツによい 

スペシャルティコーヒーとは、とっても品質のよいコーヒーの事です。

100点満点で一般的なコーヒーを60点台としたら、
今までのブランド品となってきたコーヒー(ブルーマウンテン)などは70点台ぐらい、
スペシャルティコーヒーは80点以上で、中には90点以上になるものまであります。
 

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めっちゃ丁寧に作られる

スペシャルティコーヒーは品質が良いコーヒーの事なのですが、品質を高めるためにはやっぱり作る手間がかかります。
まず前提としてコーヒーを作る環境や機械、技術を良くしそれを丁寧に育てることでコーヒーの実を作ります。
さらにそうしてできたコーヒの実の中でも完熟した物だけを選別し取り分けます。
一般的なコーヒーは、コーヒー豆をたくさん作りそれらを農協などに集めて量で取引していました。なので、ある農家さんが美味しいものを作っても、一緒にまとめられた中には、粗悪なコーヒー豆が混じっていることもあり、結果として美味しくなかったりします。
スペシャルティコーヒーでは、それぞれの農家ごと、その中でも品種ごとなどで区切り、高い質のものをのみを集めます。そうすることで味や質の統一感が生まれます。
 

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スペシャルティな味

こうして作られたスペシャルティコーヒーはどんな味がするのか。
いいもと悪いものの選別をしっかりしているので透明感があります。
完熟した実から種(豆)を取り出したのでめちゃくちゃ甘いです。
そんな豆にはフレッシュな酸味が溢れています。
つまり、スペシャルティコーヒーは透明感があって甘くて明るい酸味が感じられます。
 

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品質を点数化

上記で100点満点でとお話をしましたが、スペシャルティコーヒーでは実際品質評価シートに基づいて点数をつけています。
これを利用してカップオブエクセレンス(COE)という品評会を行ったり、実際に取り引きをする際の共通言語として使用されています。
 
実はこの点数を付けられるようになるにはかなりの訓練が必要になります。
何故なら、実際に評価する人がどんな体調でもどんな好みでも冷静に評価する必要があるからです。
また、赤くて丸くてかじると甘酸っぱい果実をリンゴだと言うように、このコーヒーは、こんなフレーバーがあってこんな質感があって甘さが何点で、、だから何点!といったように捉えられる感覚をみにつけなきゃいけません。
実際にスペシャルティコーヒーを扱っている個人店の方の中でもこの技術がある方は少数なのが現状です。
 

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近年サードウェーブコーヒーとして注目を浴びるようになったスペシャルティコーヒー。
品質の良いものが身近に手に入るようになってきました。
まだ飲んだ事のないという方も是非一度のんでみては。
面白い世界が広がっているかもしれません。